廃棄物に係るデータについて
バイオ・ワールド保坂です。
廃棄物に関わるデータの信憑性はどの程度なのでしょうか?
皆さんはこの点について考えたことはありますか?
数年前まで廃棄物の最終処分場の残余年数が少ないことが、大きな問題として取り上げられていました。特に産業廃棄物の最終処分場は非常に逼迫しており、「首都圏では受入れ可能な処分場はなくなってしまう」などと言われていました。
ところが、最近ではこのような情報はほとんど聞かれなくなり、残余年数という言葉が報道されることもありません。最終処分場の数が増えているわけではないにもかかわらず、問題にならないと言うのは、そもそも前提がずれていたからなのでしょうか。
先月環境省の発表で、容器包装リサイクルにおけるプラスチックをリサイクルすることで、リサイクルしない場合に比べCO2を最大で99万トン削減する効果があったとする試算結果が公表されました。
しかし、この発表内容と添付データをみても内容がよく理解できないと思います。ご参考までに下記URLを御覧下さい。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=10058
せっかく、税金を使って資料を作成するのですから、専門家でなくとももう少し理解できるように発表して頂きたいと思います。
たとえば、コスト(金額)にしてみるとどれだけ削減できるのか? というような指標が大切ではないかと考えます。たくさんの税金が投入されているのですから、国民に分かりやすいデータとして公表してもらいたいと思います。
環境省の発表では、年間の産業廃棄物の発生量は4億数千万トン、一般廃棄物は5千数百万トン(そのうち家庭ごみは約半分)とされていますが、隠れたフロー(原料として輸入した品物の現地で発生した副産物など)を含めた計算では、50億トン以上とも言われています。
このように考えると、わずか200分の1(家庭ごみが2千数百万トンとすると)の廃棄物の処理にいかに多くの税金が使われているかが見えてくるのではないでしょうか。






